モダニズムの必要性。
Nov 13, 2021
ハローアネモス。
ジャーニー加藤です。
最近、ふと思う事があるんです。
モダニズムのカッコよさを。
僕が使っているこのモダニズムとは流行りに乗る的なニュアンスなんですが、
anemoscopeはどちらかと言うとオーソドックスという言い方の方がしっくりくるんですよ。
なんだろ、正統的と言うのが良いのかな。
何世紀も培われてきた真の洋服の良さを感じてもらえる、説明できる正統的なカチッとしたお店。
でも最近少し心境に変化が出てきて、今の自分だったらこれをこう着るって感覚が、風向きが変わったんです。
これは成長だと思います。
前まで着ていた洋服のサイズ感をワンサイズ上げる事が多くなり、少し大きすぎないかな?
と思いながら最初はちょいと様子見で着ていましたが、やはりそこの扉を開けてしまえば新たな着こなしの扉が開くんですね。
もちろん全て今まで培ってきた着こなし方を基本としているのですが、
知識の匣の奥底に仕舞い忘れていた懐かしい感覚が、20年経って鮮度のある情報として今の自分のファッションの糧になっている事がわかりました。
流行は回る。
ただ、その時と全く同じではなく少しの変化と時代背景を交えながら、
頭でっかちにその着こなしは違うぜ若者よ。と言い張る老害としてではなく、
今の俺だったらあえてこう着るな。あの時ならダサくて目も当てられないと思っていたけど、どこかで周りに合わせていた10代後半の自分を少し恥じらいながら、
あの頃から殆ど変わらない感性をブラッシュアップして今に至るから、
この感覚は過去の自分の功績なんだろうなってちょっと感謝してみたりして。
SUSETBAYの革ジャンは永久に着れる究極のスタンダードを目指して作ってるけど、
MASSTARDなんかは正しく俺が最もファッションに感化されて金と時間を費やしたあの頃が生きたブランドになっていくんだろうなと。
だから、同年代の人達には『分かるわー!』と思ってもらえるプロダクトが多くて、
我々よりも世代が下の方々には、『こんなのあるんだ!知らなかったわー!』
って少し得した気持ちになってもらえたらなーって思ってます。
今回リリースしたアクティブパーカは本当に素晴らしい出来上がりとなっております。
知っているものを超えてくるこの良きプロダクトを、ぜひ皆様に味わって頂けたらなと切に願っております。
自分達なりの解釈で作り上げた一つの答え。
それに共感してくれる人が少なからずいる現状に感謝しながら、また新らしくもに懐かしさを感じるプロダクトを作っていきますのでご期待ください。
いやー今後やばいぜMASSTARD。
では、アディオス。
ジャーニー加藤