100%の理想を体現。
Jul 29, 2022
ハローアネモス。
ジャーニー加藤です。
本日はやっと解禁になりましたMASSTARDの新作バックパック”GULLY(ガリー)”
について、製作へのプロセスと思いを簡単に紐解いていきたいと思いますのでどうぞお付き合いくださいませ。
------100%の理想を体現------
僕は今まで様々なバッグやリュックを使ってきました。
タウンユースにはオーバースペックなアウトドアブランドのモノや、機能性よりもオシャレに特化したブランド物など、
そりゃもう数え切れないほど買い漁りましたよ。
でも結局は”何かが違う”って答えに辿り着いてしまい、モヤモヤした思いのまま手放してはまた買ってを繰り返し今に至ります。
実際自分はファッション性を重視する傾向が強いのですが、如何せんアクティブな使い方が多かったため本当に悩みが多かったのも事実です。
モーターサイクルをはじめ、スケボーやピストバイクなどのアクティブスポーツ等にも使える強度が必要、
それでいて旅行や通勤などにも使えるデイリー要素を求めてしまう結果、もう何が何だか分からなくなってしまったりして。
いや、もちろんすべてのシーンにそれぞれ合わせられる程バッグを持っていれば問題ないのだけど、予算的にも収納スペース的にも厳しいし。。。
そして何よりも、
長く使えて愛着が湧いてくるってのも男として大切な条件であったり。
理想を求めると結局は自分で作るしかないってとこに辿り着くんですよ。
妥協できない性分なので仕方ないんですけどね。
さて、今回もだいぶ前置きが長くなりましたが、いよいよ本題に入っていこうかと思います。
------追求すべきは耐久性------
サイズ感とデザインに関しては結構前(MASSTARD立ち上げ当初)からデッサンしていたのでスムーズにいったんです。
欲しいモノの画は常に頭に浮かべてるし身体を通す洋服と違ってパターン等もある程度は好きにできる。
しかしですよ、素材選びに関しては一筋縄ではいかないもんなんです。
ナイロン系のファブリックは無限とあり、厚みや組織構造によって綺麗になり過ぎたりチープになったり、何かダサくなったりゴツくなり過ぎたりで様々な試作を繰り返し作っていると、いったい何処に着地したいのか分からない負のスパイラルに陥るんです。
※革ジャンの製作の時もそう。
その度にスタート地点に戻り、ゴールに続いているかも分からない道をまた最初から歩き出して。
大体この時点でお蔵入りするプロダクトが大半。
もうね、自己嫌悪ですよ完全に。
センスねーなって。
それでもね、自分にとってこれが必要か不必要かを天秤にかけた時、絶対に欲しいんだ!って思えたモノだと、ひょんなことからゴールへの小さな光の道しるべが現れるもんなんですよ。本当に不思議なことに。
その道なき道の中で色々な景色を眺め思考を研ぎ澄ましたことが、その後のゴールへの足取りを軽くしてくれたりもして。
僕ね、希望の光を見つけちゃうと仕事早いんです。
パズルのピースがどんどんハマってく感覚って言うのかな?
怖いくらいに今までのプロセスが共鳴し始めまるんです。
1発ゴールとはならなかった”第一章ナイロンの道”で得た摩擦や引き裂きや穿刺に対しての強度のあり方を第一に考えた結果、
価格は高いですが軍事用ボディアーマー向けに開発された背景を持つ絶対的戦士CORDURA Ballisticに辿り着きました。
しかもその中でも一番スペックの高いCORDURA1680ですよ。
だいぶ調子に乗っちゃってますよね。
ほら絶好調。
そして、その屈強な生地の反発にも負けず、ストレスフリー(片手で)で開閉できるノンロックジッパーの選定も一筋縄ではいかなかったりしました。
巡り巡って最終的には信頼性の高いYKKの中でも最も滑りと強度に長けたビスロンをチョイス。
もうこれじゃないと使い易さ云々話になりませんでしたね本当に。
続きまして、使い勝手の良い開口の大きさ(180度大開口)とアウトポケットの立体形状も使って納得の心地よさがバッチリあります。
取り出す頻度の高い財布やスマホ等を容易に収納できる気の利いたアウトポケットは重宝すること間違いなしの名脇役です。
そしてそして、現代では最も重要な要素でもあるこちら。
デリケートなノートパソコンなどの精密機械を保護・収納のための素材選び。
やり過ぎてないシンプルな作りと収納のしやすさを考慮してチョイスしたストレッチ性のあるウレタン素材をチョイスしたことも功を奏しました。
ボトムやハンドル、ピッケルホルダー(ブタ鼻)に使用した革だってやばいんですから。
安価な牛革ではなく、国内で鞣された2mm厚の本ヌメ革を使ってるんです。
BLACK
NATURAL
これフルベジタンニン鞣しのヌメっすよ。
経年変化の王様、素上げ本ヌメ革。
革好きの皆様にはゾクゾクワクワクが止まらない推しポイントですね。
小ネタですが、同素材を使用したジップのレザー引手は試作を3度も作りました。
※使い勝手と見た目に関して、これ実はめちゃくちゃ大事な部分だったりする。
そして勿論MASSTARDと言えば国産、安定のMADE IN JAPAN。
しかーも、
強度に定評のあるLamp glovesと同じ縫製工場で作っているんですから非の打ちどころがございません。
どうです?このヤバさ伝わりましたか?
いやー本当に良くできました!
ハナマル120点💮
単純にあれもこれも詰め込むだけ詰め込めば価格が馬鹿みたいに高くなるし、
安さだけを追求したら何年も使える耐久性や愛着も得られない。
そして何より自分が使いたいと思えないだろうから即アウト。
非常に長文になりましたが、価格・機能・デザインのトライアングルがバチっとハマった本当に優れたバックパックが出来上がったことに安堵しております。
BLACK×BLACK
BLACK×OLIVE
BLACK×NATURAL
今後、MASSTARDの支柱にも成り得るNEW PRODUCT ”GULLY”
今回もかなり自信あります。
Go toトラベルも始まりそうだし、ぜひご自身のライフスタイルに合ったカラーをチョイスしてみてください。
ちなみに革ジャンやコートとの相性も抜群です。
革ジャンに合うリュックって無いんだよな本当に。
チェックよろしくお願い致します。
それでは。
Journey.
コメント 1
早速、注文しちゃいました (^^)v
「革ジャンに合うリュックって無いんだよな本当に。」
これっすよ、これ!ここに一番期待していたわけです
ガキっぽくならず、安っぽくならず
しかし王道のbackpackを探していたんです
高級ブランドでロゴ入りも、アウトドアブランドも何か違う
MASSTARDで作ってくれたなら、Jonneyプロデュースなら間違いないでしょ!
商品届くのが、そして使うのが、めちゃくちゃ楽しみです (^^)