anemoscope VINTAGEから考えるサステナブル ― 長く着るという選択
Oct 20, 2025
こんにちは!
anemoscopeスタッフのmoricoです。
今週で5回目となります。
いつもありがとうございます。
今日もお時間の許す限り、お付き合いくださるとうれしいです。
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「断捨離」という言葉が、日常の中にすっかり根づいてきた。
モノを減らすこと、身軽になること。
それは確かに、生活や心を整えるための大切な儀式だ。
だが、ふと立ち止まると疑問に思うことが度々ある。
“捨てる”ことばかりが目的になっていないだろうか――と。
■ 大量に破棄される服の現実
流行の移り変わりが激しく、まだ着られる服が世界中で山のように廃棄されている。
新品のまま処分されてしまうものも少なくない。
それは、私たちが生み出した“見えないゴミ”であり、静かに積み重なっていく悪循環である。
華やかなファッションの裏側で起きている現実。
そのことを無視したまま、おしゃれを語ることはもうできない。
――いまこそ、“サステナブル”という言葉の本当の意味を問い直すときかもしれない。
■ anemoscopeが提案する「上質を長く着る」という思想
目指しているのは、“長く着られる服”を通して、
消費ではなく“共に生きる”という価値を伝えること。
トレンドに左右されず、
年月を経ても美しく在り続ける服。
着るたびに体になじみ、
その人の生き方を映し出していくような服。
素材や縫製にこだわり、何年経っても袖を通すたびに気持ちが整う。
そんな一着を提案している。
それは、“使い捨てのファッション”ではなく、“育てるファッション”という考え方。
長く着ることそのものが、環境への優しさであり、自分への優しさでもある。
そしてそれこそが、当社が考えるサステナブルな美学だ。
■ 捨てるのではなく、受け継ぐという選択
anemoscopeでは今、
そんな想いを形にしたプロジェクト――
「anemoscope VINTAGE」をスタートした。※
あなたがかつて愛した一着を、もう一度、次の誰かのもとへと受け継いでいく。
時が刻まれた革ジャンを丁寧に整え、また新しい物語を紡いでいくプロジェクトだ。
服は、持ち主が変わっても、その温もりを失わない。
むしろ、人から人へ受け継がれることで、より深みを増し、“相棒”のような存在になっていくのだ。
クローゼットで眠る一着が、次の誰かにとっての「かけがえのない出会い」になる。
それが、anemoscope VINTAGEの願い。
※SUNSET BAYのみ下取り可能
■ 一着から生まれる、やさしい循環
「断捨離の時代」に必要なのは、ただ減らすことではなく、
“つなげる”という新たな感覚だと思う。
服を大切に着ること、そして次の誰かに託すこと。
その循環が、ファッションをより豊かな文化へと変えていくのではないだろうか。
一着の服から始まる、小さな優しさ。
それが、未来への美しい因果になると信じて‐―――。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。
あなたの服が、また誰かの大切な相棒となり、
新しい時を刻んでいけますように。
anemoscope VINTAGE
革ジャンの下取り&再販売プロジェクト
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