アネモスの皆様、ご無沙汰です。
ジャーニー加藤です。
今日はMASSTARDから発売されたWOVEN CARDYとWOVEN EASY TROUSERSに関して詳しく説明させていただきたいと思います。
以前ハローアネモスで語った動画はこちら
去年、コロナが完全に終焉を迎え、世の中もコロナ前と変わらない生活に戻りましたね。
コロナが明けたことにより、旅行や食事にも何の気兼ねもなく気持ち穏やかに行くことができるようになり、
あそこに行くなら何を着よう?
これを着てどこに行こう?
と言う洋服の当たり前の楽しみ方も戻ってきたように感じますね。
嬉しい限りです。
話は飛びますが、皆さんは夏に着る素材と冬に着る素材、どちらの方が種類が多いと思いますか?
アネモスの方々なら分かりますよね。
もちろん正解は冬です。
これから夏なのに冬の話?
んな訳ない。
実は日本と言う国は、暑い夏が期間的に1番長いのに、それに適したファブリックがあまり多くないんです。
まぁ暑い国の人とかを見ると、上半身裸とかタンクトップとか、そういったファッション度外視の方はよく見かけますが、
日本だと上半身裸で歩いてると捕まっちゃうので、嫌でも洋服を着ないといけないんですよね。
まぁ勿論オシャレのために我々は着てますが。
また脱線しかけた。
そう、そこで僕が着目したのは、日本の技術を駆使し天然糸と化繊糸を見事なバランスに整えた最上級の混紡素材でした。
僕は海の近くに住んでいるのに、日本の夏がとても苦手です。
高温多湿でじめじめベタベタする。
日本の夏はコットン100%の素材だと生乾きやそれに伴う生乾き臭が発生しますし、
ポリエステル等の化学繊維ですと、ねっとりした汗や肌に纏わり付く湿度を吸ってくれないと言うデメリットがあります。
だからこそ、今回僕がWOVENシリーズに込めた想いと、その生地から服を作る意味のデカさを感じてもらえると思います。
まずは素材からですかね。
今回発売される分シリーズの素材は、綿とポリエステルと麻の3種類から作られています。
MASSTARD - WOVEN BLACK
MASSTARD - WOVEN KAHKI
一つ一つの素材の特性を語りますと、綿は吸水性に優れているが皺になりやすく乾きづらい。
ポリエステルは皺になりにくくケアがEASYだが吸水性が皆無。
麻は夏の素材を語るに外せないシャリ感と冷感性のある天然素材ですが、皺になりやすく縮みやすい。
勘の良い方ならお分かりかと思いますが、
総じて天然素材はケアが難しくデリケート。
化繊素材はケアはイージーだが吸水性が劣り、
付け加えると乾燥する冬場では天然素材に比べ、
より強い静電気を生み出すデメリットがあります。
だったらそこのメリットだけを抜粋してしまえば良いんじゃない?
そう、その答えが今回のWOVENシリーズに採用された混紡素材の織物なんです。
肌触りはスルッとしたトロピカル生地。
ただ、ウールトロピカルほどキューティクルのチクチクがなく、皺も入りずらいので長時間の移動やデスクワークにも最適なんです。
そして尚且つポリエステルの軽量感が本当に着ていることを忘れるくらい心地いいんです。
まるで着ていないかのような錯覚に陥ります。
言葉で例えるならば、透明の衣。
そして柔らかな生地が演出してくれる綺麗な落ち間とドレープの色気を最大限に生かしたデザインにも注目してもらいたいんです。
デザインに関しても軽くお話ししますね。
上記の写真のように、今回は2モデル2カラーで展開します。
まずは前開きのハーフレングスのカーディガン。
アームホールの幅と肩幅のバランスを何度も整え、素材の表情を最大限に引き出すことができました。
ストンと落ちた雰囲気の中にも、頼りない面持ちは全くなく、日本の男らしさを引き立てる正にジャパニーズカーディガンと言わんばかりの面構え。
襟から裾へ向かう絶妙な幅のパイピングが和のイメージを良い塩梅で残してくれています。
パッチポケットはパンツのヒップポケットも同様のデザインを採用。
このおかげで統一性を高めてくれます。
袖丈から着丈まで、全てに幾度も調整を加え導き出した黄金比の1着です。
そして2点目は
WOVEN EASY TROUSERS
ウエストにゴムとドローコードを用いることで締め付けからの解放を実現すると共に、
ウエストのシャーリングの波打ちと2本のタックを入れることで、ウエスト周りから腿辺りまでドレスのような綺麗なドレープを表現。
膝下から少し強めにかけたテーパードとクロップドレングスがオックスシューズからスニーカー、サンダルまで殆どの履き物に適応します。
ステッチワークも楽しんで見てもらえたらなと思います。
カラーはシックなブラックと燻んだカーキの2色展開。
このデザインと素材感は、軽装で淡白になりがちな夏のオシャレを何段階も上の高みに引き上げてくれます。
ドライタッチで風も軽やかに抜けてくれる素材なので、真夏のセットアップでも全く問題なくオシャレできます。
沢山汗をかいても吸ってくれるし、洗えばすぐ乾くし皺にもなりにくいので機動力もかなりのものです。
おそらく僕はこの夏、このセットアップを色別で交互に着まくると思います笑
アネモスの方々は是非ともセットアップで着てもらいたいです。
去年もそうだったように今年もかなり長い夏になることが予想されます。
そんな日本の爽やかな初夏から地獄のような真夏まで、かなり長い期間をカバーできる最強のセットアップを作りました。
是非騙されたと思ってお試しください。
それでは!
MASSTARD - WOVEN BLACK
MASSTARD - WOVEN KAHKI
Journey kato.