美しき色彩の先に。
Jan 17, 2022
ハローアネモス。
年明け第一弾のブログは、YouTubeでも公開になったPADMA KIPの
誕生秘話と特徴を書き綴りたいと思いますのでどうぞ拝読ください。
2022年もお正月を過ぎ街は落ち着きを取り戻しつつあります。
鎌倉は観光地ゆえにお正月の賑わいが嘘かのように静かでゆっくりとした時間が流れています。
冬の終盤に差し掛かり、海岸には地元の子連れ家族やサーファー、
ヨガを楽しむ人など、ローカリズムに溢れた稀少な湘南時間が流れています。
浜辺でまったりビールでも飲んで転寝したいなぁ。
なんて呑気なことも言ってられないのがanemoscopeの1月。
お店を営業しながらMASSTARDやLampgloves、SUNSET BAYの22SS新作の最終の追い込みや22AWの企画会議、
それに加えSUNSET BAY AOYAMAもあるんだから少人数じゃ回し切れません本当。。。
誰かお力をお貸しください本当に(笑)
さてさて、いつも通り前置きが長くなってしましたが、ボチボチ表題についてお話させていただきましょう。
年明けからSUNSET BAYファンをどよめかせたらしいNEW LEATHER
鮮烈なTURQUOISE BLUEは一目見たら忘れられない程のインパクトだったでしょ?
どうしても僕の好みで青系COLORが多くなってしまいますが、今後は違うカラー展開も考えておりますので今しばらくお待ちください。
SUNSET BAYで色物となると先ず真っ先に頭に浮かぶのがNAVYのカラーレザーではないでしょうか?
WAX VINTAGE HORSE HIDEを基盤にしたSUNSET BAYの中で最も着ごたえのあるシリーズ。
あの革の意図は、畝りの強いはっきりとした凹凸の深い皺が刻まれるようハリを持たせているため、着始めは少し頑張る感じになります。
それでも着心地はいいと思いますが。
そして今回、カラーレザーとしては2年ぶりくらいの製作となった新皮革、
この革を作るにあたり、最も大事にした部分は正しく”着心地”でした。
ちゃんと革ジャンらしくハッキリと皴が入る限界値。
そこをしっかりと考慮しながら、尚且つ着心地と経年変化の楽しみを味わえる革。
僕、思うんですよね。
バッキバキに皴が入ってカッコいいカラーレザーって、ウチのアイテムで言えばネイビーくらいの色味がギリなんじゃないかなって。
あの革の感じでTURQUOISEとか作ったらチンプンカンプンになるなーって。
淡い色味や綺麗な色味のカラーレザーは程よい皴と綺麗な肌、そこに着用する事で付着する皮脂や擦れや汚れが味わいになるんじゃないかなって。
今回製作したこのPADMA KIPのキップってね、子牛と成牛の中間に位置する生後6か月~2年未満の中牛革で、傷が少なくきめの細かい柔軟で美しい希少な革なんです。
商品詳細でも書いてるんだけど
カーフレザーより多少の生育期間を設けたキップレザーは、カーフ以上の厚みを確保できるため強度レベルが向上し、尚且つ成牛よりも細かな繊維構成となっているため、
カーフに近いしなやかな着心地と、しっかりと皴が入るカウハイドの経年感を楽しめる唯一無二の皮革に仕上がっています。
これが答えなんです。
美しき色彩と透明感のある肌はそのままに、着用する事で少しづつ汚れを知り大人になっていくその様は、まるで思春期の人生そのもののような錯覚に陥ったりして。
またいつものように話が脱線しかけていますが、もう一つ伝えておきたいことがあるんです。
実はこのTURQUOISE BLUE、日本人の肌色にかなりしっくりハマるカラーに仕上げています。
こちら目当てにご来店頂いたお客様にも、見た目華やかだけど着てみると全然奇抜に見えないで合わせやすい!!
って皆様口を揃えておっしゃいます。
そうでしょ?中年男子が着るに持って来いのカラーレザーでしょ?
だって自分が着るために仕立てた革ですもん。
僕らの年代にピッタリハマるに決まってる。
その着心地と主張性が癖になる。
エッジの利いたオシャレを簡単に取り込める、このPADMA KIPを是非試してみてください。
カラーレザーの敷居を粉々にぶっ壊しましたので是非入ってきてくださいな。
それでは。
Journey.